観葉植物の土おすすめと選び方|室内で使いやすい培養土・配合を解説

観葉植物

こんにちは、「もぐもぐプランター」運営者のmogunyan(もぐにゃん)です。

観葉植物を植え替えようとホームセンターへ行くと、「観葉植物の土」「室内向けの土」「赤玉土」「鹿沼土」「パーライト」など、想像以上にたくさんの用土が並んでいます。初めてだと、ここで一気に分からなくなるんですよね。

私なら、最初から何種類もの土を買って配合するより、用途がはっきりした市販の観葉植物用培養土から始めます。見るポイントは、排水性・通気性・保水性・室内での扱いやすさです。

特に室内では、植物が育つかどうかだけでなく、土のこぼれやすさ、乾き方、コバエなども気になります。そこでこの記事では、2026年8月21日時点で確認できるメーカーの商品情報も踏まえながら、初心者が「結局どの土を買えばいいのか」まで分かるように解説します。

観葉植物用の培養土や赤玉土・パーライトなどを比較する室内の植え替え風景

  • 初心者が選びやすい観葉植物用培養土
  • 室内やコバエ対策を意識した土の選び方
  • 水はけと保水性を考えた用土の見方
  • 赤玉土などを使った自作配合の考え方

観葉植物の土選びの結論

観葉植物の土には多くの種類がありますが、初心者が最初に覚えることはそれほど多くありません。市販培養土を基本にして、育てる場所や植物に合わせて選ぶだけでも十分です。

初心者は市販培養土から

初めての植え替えなら、観葉植物用として販売されている配合済み培養土がおすすめです。赤玉土や鹿沼土などを自分で量る必要がなく、袋から出してそのまま使える商品が多いためです。

培養土とは、赤玉土、鹿沼土、ピートモス、ココヤシ系原料、パーライトなどを、植物を育てる目的に合わせてあらかじめ組み合わせた土です。商品によっては元肥まで入っています。

例えば花ごころ「観葉植物の土」は、ココナッツファイバー、パーライト、鹿沼土、赤玉土を主原料とし、元肥入りでそのまま使える商品として販売されています。2L・5L・12Lが公式商品ページに掲載されています。

一方、自分で配合すると「もう少し乾きやすくしたい」「保水性を少し残したい」といった調整ができます。ただ、植木鉢一つのために赤玉土、腐葉土、鹿沼土、パーライトを全部そろえると、使い切れない土が残ることもあります。

一鉢目なら市販培養土、育てる鉢が増えてきたら自作配合。この順番のほうが、用土の違いを体感しながら覚えられます。

観葉植物を初めて育てる方は、土選びだけでなく、水やり・置き場所・日当たり・肥料などの基本も一緒に確認しておくと管理しやすくなります。観葉植物 初心者の育て方完全ガイド|水やり・置き場所・肥料の基本でまとめて解説しています。

確認したい四つの性質

観葉植物の土を選ぶときは、商品名だけを見るのではなく、排水性・通気性・保水性・室内での扱いやすさを確認します。

排水性は余分な水が鉢から抜けやすいこと、通気性は根の周囲に空気が入りやすいことです。保水性は水を適度に保持する性質を指します。

「水はけが良ければ良い」と考えがちですが、乾燥が速すぎる土では水やり回数が増えます。反対に水を長時間抱え込む土を、日当たりや風通しの少ない室内で使えば、いつまでも鉢内が乾かないことがあります。

そのため、水が抜けることと必要な水分を残すことの両方を見るのがポイントです。

pHだけで選ばない

土を調べていると「観葉植物にはpH○○が良い」という情報も目にします。しかし、観葉植物用として実際に販売されている培養土でも、メーカーや商品によって表示は異なります。

例えばカインズ「観葉植物の土 5L」は、公式商品情報でpH6.5±0.5と表示されています。一方、メーカーの商品ページで具体的なpH値を公開していない観葉植物用土もあります。

しかも観葉植物には、モンステラ、ポトス、フィカス、サンスベリア、アンスリウムなど性質の異なる植物が含まれます。一つのpH値だけで観葉植物用の土すべてを判断する必要はありません。

まず植物への適用表示、排水性、使用原料、肥料の有無を確認するほうが、実際の土選びでは分かりやすいですよ。

おすすめ培養土を比較

ここでは、2026年8月21日時点でメーカーや販売元の商品情報を確認できた観葉植物向け培養土を比べます。順位を付けるのではなく、「どんな人が使いやすいか」で見てください。

商品 主な特徴 肥料 容量 向いている人
花ごころ 観葉植物の土 軽量な原料を配合し、そのまま使える 元肥入り 2L・5L・12L 初めて植え替える人
花ごころ 三つ星 室内観葉植物の土 鹿沼土やパーライトなど鉱物質原料を主体に配合 商品表示を確認 5L・10L 室内での使いやすさを重視する人
プロトリーフ 室内向け観葉・多肉の土 たい肥不使用の粒状培養土 速効性・緩効性肥料入り 0.6L・3.5L・8.4L 室内栽培や水やり判断をしやすくしたい人
プロトリーフ 硬質 Premium 焼成硬質赤玉土や焼成軽石などを使用 無添加 3.5L 通気性や肥料管理を自分で調整したい人
ハイポネックス培養土 鉢・プランター用 観葉植物を含む幅広い鉢植えに対応 マグァンプK入り 6L・14L 元肥入りの汎用培養土を使いたい人
カインズ 観葉植物の土 堆肥を使わない室内向け用土 肥料入り 5Lなど ホームセンターで購入したい人

容量や原料、価格、パッケージは変更されることがあります。購入時には手元の商品表示とメーカー公式情報を最終確認してください。

花ごころ観葉植物の土

「観葉植物の土」は、最初の一袋として選びやすい商品です。公式情報では、ココナッツファイバー、パーライト、鹿沼土、赤玉土が主原料として掲載されています。

元肥入りなので、植え替えるときに別途いくつもの材料を量って混ぜる必要がありません。葉色に関係するマグネシウムを配合していることも特徴です。

「まず普通の観葉植物用培養土を試したい」という場合は、このタイプから考えて問題ありません。

花ごころ三つ星室内観葉植物の土

室内で育てるなら注目したいのが「三つ星 室内観葉植物の土」です。

鹿沼土、ココナッツファイバー、パーライト、赤玉土が主原料で、メーカーは鹿沼土やパーライトなどの鉱物質原料を主に配合し、コバエを寄りにくくしたと説明しています。

ここで大切なのは、「虫がわかない」と言い換えないことです。鉢植えには土以外にも水やり、室温、湿度、枯れ葉、周囲の植物などさまざまな条件が関係します。

(出典:花ごころ公式「三つ星 室内観葉植物の土」)

◆mogunyan(もぐにゃん)のワンポイントアドバイス

「室内用」と書かれている土を選ぶ意味は、植物が室内にあるからだけではありません。床にこぼしたときの扱いやすさや虫への配慮など、生活空間で使うことまで考えられた商品を選べるところが大きいかなと思います。

プロトリーフ室内向け観葉多肉の土

プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」は、鹿沼土、パーライト、赤玉土などを使った粒状の培養土です。たい肥を使わず、メーカーは虫が寄りつきにくく、カビやキノコも生えにくい商品として案内しています。

さらに、土が濡れると色が変わるため、乾いた状態と水やり後の違いを目で確認しやすいのも特徴。水やりのタイミングをつかみにくい初心者には分かりやすい仕組みです。

0.6L・3.5L・8.4Lが公式サイトに掲載されており、3.5Lなら植え替えを一鉢だけ行いたい場合にも選びやすい容量です。

(出典:プロトリーフ公式「室内向け観葉・多肉の土」)

プロトリーフ硬質Premium

同シリーズの「室内向け観葉・多肉の土 硬質 Premium」は、焼成硬質赤玉土、焼成軽石、珪藻土、ゼオライトなどを使った3.5Lの商品です。

通常タイプとの大きな違いは、粒が崩れにくい硬質原料を使い、肥料を配合していないこと。ホヤ、アグラオネマ、フィカス、塊根植物、アガベ、サボテンなどがメーカーの対象例として掲載されています。

肥料無添加は欠点ではありません。植物の成長に合わせ、自分で肥料を選べるという意味です。ただし、「培養土を買えば元肥も入っている」と思っている初心者は、肥料の有無を袋で確認してください。

ハイポネックス培養土

ハイポネックス「培養土 鉢・プランター用」は、観葉植物専用ではありませんが、観葉植物も適用対象に含まれています。

公式情報では6Lと14Lが掲載され、元肥として緩効性肥料マグァンプKを配合。排水性、通気性、保水性、保肥性を考えた培養土です。

「観葉植物だけでなく、草花やほかの鉢植えにも同じ培養土を使いたい」という家庭なら使いやすい選択肢でしょう。

カインズ観葉植物の土

ホームセンターの商品でも、室内栽培を考えた観葉植物用土があります。

カインズ「観葉植物の土 5L」は、赤玉土、ヤシ殻繊維、鹿沼土、ダークピート、軽石、パーライトなどを使用。堆肥を使わない室内向け用土で、肥料入り、pH6.5±0.5と公式商品情報に記載されています。

2026年8月のオンライン掲載では5Lが698円の表示例も確認できますが、価格は店舗や掲載場所によって異なると案内されています。土は送料の影響も大きい商品なので、ホームセンターで実物を見て購入する方法も十分合理的です。

室内で使いやすい土の条件

室内栽培では、植物の生育だけ見て土を選ぶと不便を感じることがあります。特に気になるのが、虫、土の汚れ、乾き方です。

虫やコバエが気になる場合

鉢の周辺を小さな虫が飛んでいると、「この土は失敗だったかな」と感じるかもしれません。しかし、土の商品名だけで発生の有無を決めることはできません。

室内のコバエ対策を優先するなら、堆肥を使っていない商品や、赤玉土・鹿沼土・パーライト・軽石など鉱物質原料を多く使った商品が候補になります。

一方で、鉱物質主体の土へ替えれば必ずコバエがゼロになるわけではありません。湿った状態が長く続いたり、枯れ葉などの有機物が鉢に残ったり、別の鉢が発生源になっていたりする可能性もあります。

「虫がわかない土」と断定して商品を選ばないようにしましょう。メーカーが「虫が寄りつきにくい」と説明している商品でも、完全な発生防止を保証するものではありません。

無機質の土は万能ではない

赤玉土、鹿沼土、軽石、パーライトなどを中心に使った土は、室内向けとして人気があります。ただ、「無機質=水を保持しない土」と考えるのは少し違います。

例えば赤玉土や鹿沼土は粒状なので、粒同士の間に空気が通りやすい一方、粒そのものはある程度の水分を抱えます。

つまり、無機質の用土でも排水性と保水性の両方を持たせることができます。ただし、粒の大きさや配合によって乾燥速度が大きく変わるため、植物と置き場所に合わせる必要があります。

見た目と掃除のしやすさ

リビングや寝室では、鉢を動かしたときに細かい土が床へ散ることもあります。粒状の土なら泥状になりにくく、こぼれたときに拾いやすい商品もあります。

さらに表面が乾いているか見分けやすい商品なら、水やり判断にも使えます。

観葉植物はインテリアの一部になることも多いですよね。あなたは土の価格だけを重視しますか。それとも、毎日部屋に置くものとして扱いやすさも選びたいでしょうか。室内では、この視点が意外と大切です。

水はけのよい土とは何か

観葉植物の土で頻繁に出てくる言葉が「水はけ」です。ただ、水を与えた瞬間に全部流れ出れば良いわけではありません。

粒のすき間が根を助ける

水はけのよい土は、余分な水が抜けやすく、粒と粒の間に空気が戻りやすい土です。

鉢へ水を与えると、土のすき間に水が入ります。その後、余分な水が鉢底から抜けることで空気が戻ります。植物の根も呼吸しているため、鉢内が長期間ずっと水で満たされた状態は避けたいところです。

赤玉土、鹿沼土、軽石、パーライトなどが観葉植物用土によく使われるのも、こうした空気と水の通り道を作りやすいためです。

乾きすぎにも注意する

排水性を優先しすぎて粗い粒ばかりにすると、暖かく明るい場所では想像以上に早く乾くことがあります。

特に小さな鉢はもともと土の量が少ないため、大鉢より水切れしやすくなります。このためプロトリーフでは、ミニ観葉向けに原料を細かくした「室内向け観葉・多肉の土 細粒 小鉢用」も展開しています。

水やり回数を減らしたいから保水性を高める、根腐れが怖いから極端に乾く土にすると考えるより、植物と環境の中間を探すイメージが分かりやすいですよ。

鉢との組み合わせで変わる

同じ培養土でも、鉢が変わると乾き方は変わります。

大きすぎる鉢には土が多く入るため、小さな株を植えると水分が残る時間も長くなりがちです。また、風の少ない部屋、気温が下がる冬、日照が少ない場所では、夏の明るい窓辺より土が乾くまで時間がかかります。

そのため、根腐れを土だけの問題にするのではなく、土・鉢サイズ・置き場所・水やりを一緒に考えることが大切です。

土の乾き具合を見ながら水を与える方法や、夏・冬の水やり頻度、水の与えすぎによる根腐れ対策については、観葉植物の水やり完全ガイド|頻度・タイミング・夏冬の注意点で詳しく解説しています。

◆mogunyan(もぐにゃん)のワンポイントアドバイス

新しい土に植え替えたのに乾かないときは、すぐ土を疑うより鉢の大きさも見てみてください。一気に何号も大きくすると、根が吸える量に対して土の水分量が多くなりやすいですよ。

自分で土を配合する方法

観葉植物を何鉢も育てるようになったら、自分で配合する楽しさも出てきます。まずは材料数を増やしすぎず、基本形から試すのがおすすめです。

赤玉土七と腐葉土三が基本

観葉植物の基本配合として覚えやすいのが、赤玉土7:腐葉土3です。

実際、ハイポネックスのモンステラ栽培情報でも、自分で配合する場合の目安として赤玉土7割、腐葉土3割が紹介されています。フィカス類やポトスなどでも似た配合が使われます。

赤玉土を主体にすることで排水と通気を確保しながら、腐葉土で適度な保水性や有機質を加える考え方です。

ただし、これはすべての観葉植物に共通する絶対的な比率ではありません。サンスベリアのように乾燥気味の環境で管理しやすい植物では、軽石やパーライトなどを加えて水が抜けやすい配合にする方法があります。

排水を高めたいときの配合

市販培養土を使っていて「自宅では乾くまでかなり時間がかかる」と感じるなら、市販の観葉植物用土へ赤玉土や鹿沼土、パーライトなどを追加する方法があります。

例えば観葉植物用培養土2、赤玉土1、鹿沼土1という配合は、観葉植物用培養土だけの場合より粒状の材料が増えます。

ただし、同じ比率でも使う商品の中身が違えば結果は変わります。元の培養土が軽く乾きやすい商品なら、さらに排水材を加える必要がないこともあります。

最初から数字だけを信じるより、今使っている土が何日程度で乾くのかを見て調整するほうが実用的です。

材料ごとの役割を知る

観葉植物の土に使う赤玉土・鹿沼土・パーライトなどの用土

用土 主な役割 使うときのポイント
赤玉土 排水・通気・保水 基本用土として使いやすい
鹿沼土 排水・通気・保水 粒状で室内向け商品にも使われる
パーライト 通気や排水を補う 培養土の改良材として使いやすい
軽石 排水や通気を補う 乾きやすい配合にしたいときの候補
腐葉土 保水や有機質を補う 室内の虫対策を優先する場合は使用量を考える
ピートモス 保水性を補う 商品によって酸度調整の有無を確認する

材料の役割が分かってくると、「レシピを丸暗記する」必要がなくなります。乾きにくいなら粒状材料を増やす、乾燥が速すぎるなら保水性を残す、と考えられるようになります。

植物別に土を変える

観葉植物という名前で一括りにされますが、自生地や根の性質は植物によって違います。市販培養土で育てられる植物は多いものの、配合を変えると管理しやすくなる種類もあります。

モンステラやポトスなど植物に合わせて土の状態を確認する様子

植物 土の考え方 配合例
モンステラ 水はけと適度な保水 赤玉土7:腐葉土3
フィカス類 水はけを確保 赤玉土7:腐葉土3など
ポトス 排水と保水のバランス 基本用土7:腐葉土3など
パキラ 水はけのよい土 観葉植物培養土または赤玉主体
サンスベリア 過湿を避けやすい土 赤玉土に軽石やパーライトを追加
アンスリウム 根の周囲に空気を確保 パーライトなどを使った軽い配合

表の配合比は一般的な目安で、置き場所、鉢の材質、株の大きさ、季節によって乾燥速度は変わります。

特にサンスベリアや多肉植物まで「観葉植物だから同じ土でいい」と考えず、商品に適用植物が書かれているか確認してください。

植え替え時の土の選び方

土を買うタイミングとして多いのが植え替えです。ここでは「古い土を捨てて新しい土にするべきか」「元肥は必要か」まで見ていきます。

室内でモンステラを新しい培養土に植え替える様子

植え替えサインを確認

鉢底穴から根が目立って出ている、水を与えても土へ入りにくい、以前より極端に乾きやすくなった、鉢と植物の大きさが合わなくなったときは、根詰まりの可能性があります。

逆に土がいつまでも乾かず、植物の調子も落ちている場合は、過湿や鉢サイズも確認します。

植え替え時期は植物によって異なりますが、一般的な観葉植物では成長しやすい暖かい季節が選ばれます。真冬など根の動きが少ない時期は、緊急性がなければ避けたほうが管理しやすいでしょう。

植え替えの適期や鉢サイズ、根の扱い方、作業手順については、観葉植物の植え替え方法|時期・鉢・土・失敗しない手順を解説で詳しく紹介しています。

 

古い土をそのまま使わない

何年も使った鉢土は、根が増えたり、粒が崩れたりすることで、新品時と同じ状態ではなくなります。

特に赤玉土などの粒が細かく崩れてくると、土のすき間が減って水の抜け方も変わります。そのため、植え替えでは新しい培養土を用意するのが基本です。

ただし、根鉢の土をどこまで落とすかは植物や季節によって変わります。全部の古い土を無理に落とせば根を傷めることもあるので、「古い土を完全にゼロにする」と決めつけないでください。

元肥入りかを確認する

観葉植物用培養土には、最初から肥料を配合している商品と、肥料無添加の商品があります。

花ごころ「観葉植物の土」、プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」、ハイポネックス「培養土 鉢・プランター用」などは肥料を配合した商品です。

一方、プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土 硬質 Premium」は肥料無添加。植物の成長に合わせて肥料を自分で調整する商品です。

元肥入りの土へ植え替えた直後に、さらに多量の肥料を加える必要はありません。ハイポネックスの培養土では、液体肥料なら植え付け後2~3週間、置き肥なら約1か月後が一つの目安として案内されています。

◆mogunyan(もぐにゃん)のワンポイントアドバイス

土を買ったら、袋の裏にある「肥料配合の有無」を一度見てみてください。土と肥料を別の商品として考えていると、元肥入りだと気づかず追加してしまうことがあります。

ホームセンターで選ぶコツ

観葉植物の土はネット通販だけでなく、ホームセンターでも豊富に販売されています。大量に購入するなら、送料がかからない実店舗のほうが買いやすいこともあります。

袋の表示を先に見る

ホームセンターで商品を選ぶときは、値段を見る前に袋の表示を確認します。

まず「観葉植物用」「室内向け」など適用用途をチェックし、次に原料、肥料の有無、容量を見てください。虫が気になるなら、堆肥不使用や鉱物質主体といった記載も参考になります。

価格が安いから品質が低い、高いから自宅に合う、とは限りません。実際、ホームセンターのプライベートブランドにも、堆肥不使用や肥料入りを明記した室内向けの商品があります。

容量は鉢数に合わせる

一鉢だけ植え替えるのに14Lや20Lの大袋を買うと、かなり余ることがあります。余った土を屋外で開封したまま保管すると、雨水やゴミが入る可能性もあります。

一鉢なら2~5L程度の商品から検討し、複数の鉢をまとめて植え替えるなら8~14L程度の袋と比べると選びやすくなります。

ただし、必要量は鉢の大きさや根鉢の量によって変わります。袋に「何号鉢相当」といった目安がある場合は、それも確認してください。

赤玉土、鹿沼土、パーライト、鉢底石などを個別に購入する場合は、それぞれ一袋ずつ必要です。自作配合は一度そろえれば複数鉢に使いやすい反面、一鉢だけなら市販培養土のほうが購入品を少なくできます。

土選びで失敗しない考え方

最後に、商品を購入する前に覚えておきたいポイントがあります。「おすすめ一位」を探すより、自宅の環境から逆算したほうが土は選びやすくなります。

乾くまでの日数を見る

今育てている観葉植物があるなら、水やり後に土が乾くまでどの程度かかっているか見てください。

いつまでも湿っているなら、土だけでなく鉢が大きすぎないか、受け皿に水が残っていないか、日当たりや風通しはどうかを確認します。

反対に一日や二日で極端に乾燥してしまうなら、粗い用土へ変更することが必ずしも正解ではありません。

「水はけが良い土を買う」ではなく、「自宅で適度なペースで乾く土を選ぶ」と考えると判断しやすくなります。

商品名より原料を見る

「室内向け」「虫対策」「観葉植物用」といった名称は分かりやすいものの、最終的には原料欄を見てみましょう。

同じ観葉植物用でも、堆肥を含む商品、ココヤシ系原料を使う商品、鹿沼土やパーライトを主体にする商品など中身は違います。

またメーカーは商品改良やパッケージ変更を行うことがあります。ネット上に古い仕様が残っている場合もあるため、購入する商品の袋に書かれている表示が最終確認先です。

観葉植物の土に関するよくある質問

Q1. 観葉植物は市販の培養土だけで育てられますか?

A. 多くの一般的な観葉植物なら、観葉植物用として販売されている配合済み培養土をそのまま使えます。初心者なら、最初から赤玉土や鹿沼土を何種類も混ぜるより簡単です。ただし、サンスベリアやアンスリウムなど、用土の乾き方や通気性をより意識したい植物では専用土や配合調整も候補になります。

Q2. 虫が絶対にわかない観葉植物の土はありますか?

A. 虫が絶対に発生しないと保証できる土は確認できません。メーカーからは、堆肥を使わない土や鉱物質原料を主体にした「虫が寄りつきにくい」商品が販売されています。コバエが気になる場合は、土だけでなく水やり、枯れ葉、受け皿、ほかの鉢なども確認してください。

Q3. 観葉植物の土は赤玉土だけでも大丈夫ですか?

A. 赤玉土は基本用土として使いやすい材料ですが、一般的な鉢植えでは腐葉土やココヤシ系原料、パーライトなどと組み合わせる方法がよく使われます。赤玉土7:腐葉土3はモンステラなどで使われる代表的な配合例です。ただし、すべての観葉植物に同じ比率が合うわけではありません。

Q4. 鉢底石は必ず必要ですか?

A. 鉢や培養土の種類によって判断が変わります。鉢底穴が十分にあり、排水性を考えた培養土を使う場合など、必ずしもすべての鉢で鉢底石が必要とは限りません。使用する培養土や植木鉢の説明を確認してください。

Q5. 花や野菜用の培養土を観葉植物にも使えますか?

A. 商品の適用植物に観葉植物が含まれていれば使用できます。例えばハイポネックス「培養土 鉢・プランター用」は観葉植物も対象です。ただ、乾き方や肥料成分は商品ごとに違うため、室内管理を優先するなら観葉植物専用や室内向けの商品を選ぶほうが分かりやすいでしょう。

観葉植物の土選びまとめ

観葉植物の土選びは難しそうに見えますが、初心者なら市販の観葉植物用培養土から始めれば十分です。

  • 初心者は配合済みの観葉植物用培養土を選ぶ
  • 排水性だけでなく通気性と保水性も確認する
  • 室内の虫が気になるなら堆肥不使用や鉱物質主体も候補にする
  • 自作するなら赤玉土7と腐葉土3を基本例として考える
  • 水やりや鉢サイズまで含めて乾き方を確認する

私なら、一鉢目は元肥入りの市販培養土を選びます。そのうえで「この部屋では乾くのが遅い」「もう少し通気を確保したい」と感じるようになったら、赤玉土や鹿沼土、パーライトを使った配合へ進みます。

室内でコバエが気になるなら、花ごころ「三つ星 室内観葉植物の土」やプロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」のように、メーカーが虫を寄りつきにくくする設計を明示している商品から比べると選びやすいでしょう。

ただし、どの土でも根腐れや虫の発生を完全に防げるわけではありません。植物の種類、鉢の大きさ、日照、室温、水やりによって状態は変わります。

商品仕様、容量、肥料の有無などは変更される可能性がありますので、正確な情報は購入時にメーカー公式サイトと商品パッケージをご確認ください。植物の状態が大きく悪化して原因を判断できない場合は、購入した園芸店や植物に詳しい専門家へ相談するのも一つの方法です。

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